フィルムのサイズが大きい大判カメラで風景を撮影した写真の展覧会が、京都府京丹波町坂原の道の駅「和」道路情報センターで開かれている。全国各地の雄大な自然を鮮やかに切り取った作品が、来場者の目を楽しませている。
南丹市や京都市、大阪府などの写真愛好家6人でつくる「自然愛好会」が21点を出展。2017年から毎年開いていたが、メンバーの高齢化のため今年が最後の開催となるという。
九州地方で撮影された透明感のある滝や、雪の残る北アルプスの山々と桜の競演、色鮮やかな水辺の紅葉など、撮影者の個性を感じさせる作品が並ぶ。
同会の天良勝宏さん(75)=京都市右京区=は「ピントを調整し、撮りたい瞬間を待つなどで撮影するのに30分以上かけることもある。同じ瞬間が二度とない自然の姿を慈しんでもらえたら」と話す。入場無料。28日まで。火曜休館。