ドジャースが快勝で連敗ストップ 好投のカーショウは通算200勝達成

【メッツ0-5ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ドジャースは先発のクレイトン・カーショウが7回105球を投げて被安打3、奪三振9、失点0と圧巻の投球を見せると、打線も2本のホームランで序盤から援護。5対0でメッツに勝利し連敗を2で止めた。カーショウは今季3勝目(1敗)をマークし、キャリア通算200勝を達成。メッツ先発のタイラー・メギルに1敗目(3勝)が記録されている。

ドジャースは1回裏にJ.D.マルティネスの2号2ランで先制すると、3回裏にもマルティネスが2打席連発となる3号ソロを放ち3対0とリードを広げる。通算200勝を賭けて本拠地のマウンドに上がったカーショウは、前日8得点で5連勝を決めた好調メッツ打線を全く寄せ付けない圧巻のピッチング。6回まで2塁すら踏ませず圧倒すると、この日唯一となるピンチを迎えた7回表二死1・3塁の場面も、トミー・ファムから三振を奪い無失点で切り抜けた。

現在35歳のカーショウは2008年にメジャーデビュー。2011年には21勝5敗、防御率2.28の成績でサイ・ヤング賞を受賞すると、4年間で3度のサイ・ヤング賞獲得と球界を代表する投手に。2014年には21勝3敗、防御率1.77と圧巻の成績で、史上11人目のサイ・ヤング賞&MVPの同時受賞を達成した。近年は故障などもあり徐々にイニング数が減っている傾向にあるものの、負け越したシーズンは1度もなしと、ドジャースの先発陣を支え続けている。ドジャース一筋で16シーズン目を迎えているベテランのマイルストーン達成に、本拠地のファンも喜びの夜となった。

なお、この日の試合でドジャースのショートを守るミゲル・ロハスが5回裏の第2打席で代打を送られ途中交代。ロハスは2回の守備でマーク・キャナの痛烈な打球が当たっており、負傷が心配される。ドジャースは今季8試合でショートの守備に就いているクリス・テイラーも左脇腹を痛めてこの日の試合を欠場しており、ショートが不在の状況となってしまった。この日はマイナーから昇格したルーク・ウィリアムズが守備に就いたが、デーブ・ロバーツ監督によると、チームはテイラーが回復するまでのショートの代役にムーキー・ベッツを起用する可能性があるようだ。

ベッツは第2子出産に立ち会うためこの日はチームを離れたが、明日の試合では戻ってくる予定。ロバーツ監督は「ベッツは数年前からショートのポジションでプレーすることを切望していた」と語り、「昨年彼に二塁を守らせる時もいくつかの懸念があったが、彼はすぐにそれらを杞憂に終わらせた。だから、今回もそうなるだろう」とコメント。ベッツがキャリア初のポジションを守ることになるのか、明日の起用に注目が集まる。

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