18日、東広島市の畑で、放置された赤ちゃんの遺体が、見つかった事件…。司法解剖の結果、19日、赤ちゃんは男の子だったことが分かりました。
山崎有貴記者「午前10時です。現場の畑に敷かれているシートを動かしながら、警察が鑑識活動を進めています」
18日午前8時半ごろ、東広島市安芸津町の畑で、生まれて間もない赤ちゃんの遺体が放置されているのが見つかりました。
遺体は目立った外傷はなく、腐敗が進んでいました。
警察によりますと、遺体を見つけた近所の住人は、畑に除草剤をまこうとしたところ、赤ちゃんを見つけたということですが、前回除草した去年の年末ごろは、異変はなかったということです。
警察が遺体を司法解剖したところ、赤ちゃんの性別は男と判明。へその緒はついておらず、死後、1か月から4か月が経過しているということです。
死因は不詳で、生まれたとき、生きていたかどうかは分からなかったということですが、警察は現場の状況などから、死産ではなく、生きて生まれた後に遺棄された可能性があるとみているということです。
警察は、周辺で聞き込みをするなどして、赤ちゃんの身元の特定やいつ遺棄されたかなど、事件のいきさつを捜査しています。