広島市で行われていた川の工事中に、原爆に耐えた被爆樹木が誤って伐採されていたことがわかりました。工事を発注した県は、被爆樹木という認識がなかったということです。
「たいへん申し訳ありません」―。誤って伐採されたのは、広島市東区牛田本町の京橋川沿いにあった高さ3メートルの被爆樹木のシダレヤナギです。先月3日、県が発注した河川の工事で、事業者が誤って伐採したということです。
18日、広島市から県に連絡があり、誤って切っていたことが発覚しました。
広島県 河川課 水頭顕治 課長
「被爆樹木が存在するということを認識していなかった」
広島県 土木建築局 長田和久 土木整備担当部長
「貴重な被爆樹木を伐採したことは、たいへん重く受け止めている」
県は、伐採された木の被爆樹木登録について広島市と今後の対応を検討していくとしています。