交流の懸け橋に 都城の国際交流員に中国の河さん

 都城市の国際交流員として中国人の河連英さん(34)が今月着任した。17日に池田宜永市長を表敬し、交流の懸け橋となる思いを伝えた。
 河さんは日本のアニメが好きだったことから、法政大に進学。卒業後は都内の民間企業を経て中国・重慶市で会社勤務したが、学生時代から国際交流に関心が高く、同市江津区と友好交流都市だった都城市を希望して着任に至った。
 同市では国際化推進室に所属し、小学校や生涯学習を通じ中国の文化や歴史を伝えるほか、市が関わる刊行物翻訳や交流事業での通訳も行う予定という。
 市長表敬では「(国際交流員の)先輩たちが築いてきたことを引き継ぎ一歩一歩頑張りたい」と抱負を語り、SNSを活用した情報発信にも意欲を見せていた。任期は来年4月9日までだが、最長5年勤務できるという。

© 株式会社宮崎日日新聞社