「何もしないよりコースに行こう」 古江彩佳はハワイから休みなし2.5ラウンド

休みなしとは思えないくらい元気そう(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 事前(19日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

前週「ロッテ選手権」のハワイから、テキサス州ヒューストンまでの移動時間は約7時間半。古江彩佳は16日(日)の午前にヒューストンの空港に降り立つと、「まだ朝。何もしないよりコースに行こう」とそのままメジャー会場に車を走らせた。

今季メジャー初戦は、大会初開催のコースが舞台。「ラウンドをするのは、自分の状態を見るのにいい」とハワイでの4日間から休まず、開幕前3日間で合計2.5ラウンドをプレーした。

2.5Rでコースをチェック(撮影/村上航)

5時間の時差をものともせず、到着したその日に1番から9ホール、月曜は18ホールをプレー。火曜はプロアマでバックナイン9ホールを回ったが、「自分の練習として、インコース2回目をしっかり回りたい」とプロアマは練習ラウンドのカウントから抜いて、開幕前日に10番からもう9ホールで最終調整した。

たまたまタイミングがあって…レキシーと一緒に回ることに(撮影/村上航)

最後の練習ラウンドは「米国のトップ選手で、唯一回ったことがなかった」というレキシー・トンプソンと一緒に行った。「しゃべってはいないですけど、チーム・ブリヂストンでボールが一緒」と記念撮影。メジャー開幕前日も、普段通りの笑顔で準備を終えた。

今年のメジャーはどうでしょう(撮影/村上航)

昨年はメジャー5試合に出場したが、7月「アムンディ エビアン選手権」の19位が自己最高位で3試合が予選落ち。「まだ慣れ切っていない1年目で、うまく対応し切れなかった」と振り返った。

米2シーズン目の今季はここまで、6試合を終えて3位が2度。好成績を残して迎えるメジャー初戦に「自分らしく、楽しんで頑張りたいです」と意気込んだ。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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