韓国紙「中国が超音速ドローンを実践導入...米当局が分析」

韓国聯合ニュースは19日、ワシントンポスト(WP)が18日に報じた記事をもとに、中国軍が近いうちに超音速高高度偵察無人機(ドローン)を実戦に導入すると米当局が評価していると報道した。 台湾海峡をめぐる米中の緊張が高まっている状況で、中国軍の偵察監視能力が大幅に強化されるという見通しだ。

(参考記事:「中国の台湾侵攻時、日本は戦闘機100機、軍艦26隻喪失」米CSIS分析

ワシントンポストは、オンラインチャットプラットフォーム「ディスコード」に掲載された米国家地理情報局(NGIA)の機密文書を入手したと明らかにし、中国の最先端偵察ドローンWZ-8(無偵-右傳)の衛星写真などを公開した。 昨年8月9日付の衛星写真を見ると、WZ-8 2台が上海から内陸に約560km離れた中国東部のある空軍基地に配備されているという。

NGIAは、中国人民解放軍(PLA)がこの空軍基地に「ほぼ確実に」最初の無人航空機部隊を配備したと評価した。 この基地は台湾を管轄する人民解放軍東部戦區に所属しています。

2019年の中国建国70周年記念式典で公開されたWZ-8は、ステルス機能があり、操縦時にリアルタイムのマッピングデータを収集したり、ミサイル攻撃を行ったりするために活用できると評価されている。

NGIAの機密文書には、WZ-8とこのドローンを空中で発射するために使用される双発爆撃機(H6-M BADGER)の予想飛行経路も示されている。

空軍基地から離陸した爆撃機が中国東海岸まで飛んでWZ-8を発射すると、WZ-8が台湾や韓国の領空に入り、高度30.5kmで音速の3倍の速度で飛行できるというのがNGIAの分析だ。

ドローンの予想経路を見ると、WZ-8は北朝鮮の西側から韓国に渡り、西部地域を巡り、再び中国側に戻ることになる。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが投稿されいている。

「韓米日協調が民主主義と自主独立と東アジアの平和を守るもっとも良い道だ」
「だから核武装しないといけなんだ」
「戦争になれば中国の方がダメージ大きいんじゃない?」
「風船の次は超音速か」
「敵軍の戦力は常に120%レベルで評価しないといけない。過去がそれを教えてくれている」
「戦車一台無かった昔の韓国軍ではないぞ」
「音速の3倍って凄そうだけど、その速度で意味のある諜報が出来るもんなのか?」
「我が国からは音速の5倍のドローンが出るらしいから心配するな」

以上 コリアエコノミクス編集部

※写真:@军迷天下=YouTube

(参考記事:「韓国のドローン通信ネットワーク技術4件が国際標準に」ETRIが発表
(参考記事:ウクライナ軍が「アンチドローン銃」を投入 露ドローンを電波攻撃し無傷確保
(参考記事:韓国紙「日本が水中ドローンを国産化へ」 韓国は5年前に着手も今は?

© 合同会社WTS研究所