カブスが終盤の猛攻で対アスレチックス3連戦スイープ 好調の鈴木は休養

【カブス12-2アスレチックス】@オークランド・コロシアム

カブスは同点で迎えた6回表にパトリック・ウィズダムのタイムリー三塁打などで一挙4点を奪い勝ち越しに成功すると、9回に5点を奪うなど終盤にも猛攻を見せて12対2でアスレチックスに勝利。敵地での3連戦スイープに成功した。カブス先発のジャスティン・スティールは無傷の3勝目をマークし、アスレチックス2番手のケイレブ・スミスに2敗目が記録されている。なお、6打席連続出塁中と好調のカブス・鈴木誠也は休養が与えられ、この日の試合には出場しなかった。

3連勝中と勢いに乗るカブスは、2対2で迎えた6回表に2四球と暴投などでチャンスを作ると、コディ・ベリンジャーの内野ゴロで3塁ランナーが生還し、勝ち越しに成功。さらにウィズダムのタイムリー二塁打などでこの回4得点とする。8回表には今季新加入のベテラン、エリック・ホズマーが1号ソロを放つと、9回表には4安打2四球で5点を奪うなど最後まで打線が繋がった。

アスレチックスはこれで今季3勝16敗と悲惨な状況になっているが、この日デビューを果たした先発メイソン・ミラーがまずまずのピッチングを見せたのは好材料。5回途中に球数が80球を超え、2失点で降板となったが、直球のスピードは常時100マイル前後を記録するなど自慢のパワーを発揮したほか、四球も1つと一定の制球力を見せた。投壊が止まらないアスレチックスは、昨年オールスター・ゲーム選出の右腕ポール・ブラックバーンも復帰が遅れるなど苦境はまだまだ続きそうで、ミラーには一つでも多く明るいニュースを届ける活躍が期待される。

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