ボルシアMGのU-19で活躍する福田師王、感じた「高校サッカーとドイツの違い」とは

昨年の秋、神村学園高校からJリーグを経ることなくドイツ・ブンデスリーガのボルシアMGに加入することが決まった福田師王。

昨年夏にオファーを受けた福田師王は自らボルシアMGを訪問して契約にサインし、今年1月中旬にクラブへ合流した。

U-19のカテゴリーでプレーすることになった彼はすでに公式戦7試合で5ゴール2アシストを記録しており、素晴らしい形でドイツでのキャリアをスタートさせている。

今回彼は『fohlen-hautnah』のインタビューで以下のように話し、ドイツではチームメイトや板倉滉からかなりのサポートを受けていると語ったそうだ。

福田師王

「ボルシアMGは伝統あるビッグクラブで、これまで多くの成功を収めてきた。ヨーロッパ以外にも人気があり、日本にも昔から多くのファンがいる。家族という点でも僕を納得させてくれた。

最初は家族もともにドイツに来たが、その後日本に戻っていったよ。ただ寮に住んでいる他の選手やチームメイトが日常生活で僕をサポートしてくれているよ。

クラブのサポートのお陰で、僕はとても早く自分の道を見つけることができた。みんなに暖かく迎え入れられたよ。

板倉滉選手もできる限り試合を見てくれて、サポートしてくれる。彼のことはここに来るまであまり知らなかったが、間違いなく僕にとって素晴らしいお手本になっている。

チームメイトとのコミュニケーションはまだ難しいけど、同僚はピッチ上で僕がうまくやれるように助けてくれる。『お願いします』『ありがとう』『こんにちは』は伝わるよ。あとはデュッセルドルフインターナショナルスクールで学ばなきゃいけないね。

日本の高校サッカーと比べると、試合自体はブンデスリーガのリザーブのほうが速く、より切り替えが多く、フィジカル面が強い。

まだまだ改善できる点、取り組まなければいけない点がある。その一つは試合の戦術的な理解で、これは成長しなければならない部分だよ。

でも僕はとても野心的だし、この点でもいくつか目標を立てて頑張っている。将来的にはブンデスリーガで板倉選手と一緒にプレーしたいよ」

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これまでJリーグを経由せずに欧州へ渡った選手が大成功したケースは数少ないが、福田師王はその「モデルケース」になれるだろうか。飛躍に期待したいところだ。

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