SpaceXが開発したSTARSHIP（スターシップ）は、地球周回軌道に乗組員と貨物の両方を運び、完全再利用可能な輸送システムである。月面、そして火星とその先へ旅するために設計されたSpaceXによるプロジェクトで、その試験飛行がSpaceXのYouTubeチャンネルでライブ配信される。
これまでSpaceXチームは、StarbaseからSTARSHIP（スターシップ）の上部ステージの複数のサブオービタル飛行試験を完了し、制御された飛行への前例のないアプローチの実証に成功している。さらに これまでの飛行試験により、スターシップが亜音速飛行を経て、エンジンを再点火し、垂直飛行に移行して着陸できることが証明され、機体設計の妥当性が示された。
STARSHIP（スターシップ）の上段試験に加えて、チームはスーパーヘビー・ロケットの試験を数多く実施しており、史上最多の同時点火数を誇る31基のラプター・エンジンのフル稼働試験も含まれている。
また、世界一高いロケット発射台とキャッチタワーを建設した。146メートルの高さを誇るこの発射・キャッチタワーは、スーパーヘビー・ロケット・ブースターの車両統合、発射、キャッチをサポートするために設計されている。今回の初飛行試験では、STARSHIP（スターシップ）の垂直着陸やスーパーヘビー・ブースターのキャッチは予定していない。
飛行試験のライブ中継は、打ち上げの45分前に開始される。このスケジュールはダイナミックであり、変更される可能性があるという。
