9分間の逆転劇!「どフリー過ぎて逆に緊張した」ルーキー・中野就斗 決めた サンフレッチェ広島 ルヴァンカップ

9分間での見事な逆転劇。19日、サンフレッチェ広島は、連覇を目指すルヴァンカップのグループステージを戦いました。

4日前のリーグ戦からスタメン8人を代えずに臨んだ神戸戦。15日(土)にフル出場の 野津田岳人 も積極的にシュートを放つなど、主力メンバーの中3日の影響を感じさせないパフォーマンスで、序盤からサンフレッチェの押し込む展開が続きます。

しかし、後半24分でした。19歳のルーキー・越道草太 が、ハンドの判定でPKを与えてしまい、神戸に先制を許します。それでも去年の王者サンフレッチェの逆転劇は、ここからでした。

失点したおよそ4分後のフリーキック。東俊希 のピンポイントクロスに走り込んで合わせたのが 佐々木翔。相手キーパーと頭の接触がありながらも、連覇を狙うキャプテンが、まさに気持ちで押し込んだ同点ゴールは、ルヴァンカップ2位タイの3ゴール目。

さらにその9分後でした。左サイドから再び東が中央へパスを送り、鮎川峻 がスルーを選択。ここに途中出場の大卒ルーキー・中野就斗 。「ファーストタッチがうまくいって、得意のコースだった」と、本人も納得のプロ初ゴールは、チームを救う逆転弾!

サンフレッチェ広島 中野就斗 選手
「どフリー過ぎて、逆にめちゃくちゃ緊張しましたね。でも、ああいうところで決められてよかったです。(ゴールの瞬間は)今でもあまり覚えていなくて、気づいたらみんなの元へ走っていました。ぼくは、このチームで全てのタイトルを取るために加入してきた。チームのためにできることはまだまだあるので、まずはスタメンを取って、チームの勝利に貢献できるように」

およそ9分間で試合をひっくり返したサンフレッチェは、グループステージの2位以上が確定。準々決勝進出を大きく手繰り寄せる勝ち点3を手にしました。

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