広島ドラゴンフライズ “全員バスケ” で西地区3位浮上 フィリピンデーでカイソット躍動

Bリーグ、西地区3位の広島ドラゴンフライズは、西地区最下位の滋賀とホームで対戦しました。(19日)

主力の 辻直人 が、ねんざで2週間の加療が必要で出場できないため、船生誠也 が “スターティング5” に名を連ねます。この日は、カイソット の母国フィリピンデーで、フィリピン人200人余りが駆けつけ、大声援を送りました。

広島は、序盤から船生がアグレッシブなディフェンスで気迫を見せます。

広島ドラゴンフライズ 船生誠也 選手
「ゲームの入りはすごく大事でゲームを作る部分なので、一番はディフェンスの部分。それはきょうに限らず、バスケットはそういうものなので」

さらに、ショットクロック24秒ギリギリでのショットも決め、チームを引っ張ります。船生は、エバンスへの素早いアシストで通算500アシストも達成しました。

フィリピンデーのカイソット。アグレッシブなディフェンスからスチールすると、高さを生かしてゴールを決めます。さらにブラックシアーのアシストには、このダンク。平日にも関わらず、3500人と数多く入った観客を盛り上げます。

チームの弱点だったリバウンドでも貢献。オフェンスリバウンドを奪って、そのまま得点につなげ、得点とリバウンドがともに2ケタの “ダブルダブル” を達成します。

広島ドラゴンフライズ カイソット 選手
「きょうは多くのフィリピン人の方に応援していただいて、気持ちよくプレイできました」

途中出場の 佐土原遼 も3ポイントを決めるなど、11人がほぼ10分以上出場する “全員バスケ” で完勝。

プレイオフに向け、大事な試合が続きます。チャンピオンシップに4回、出場経験がある船生は…

船生誠也 選手
「チャンピオンシップに入って爆発するような選手が、シンデレラボーイみたいな選手が出ないと、勝っていくのはキツイかなというのはあるので、自分もそれになり得る準備をしたいと思う。すごく楽しみです」

― 名古屋が島根に敗れたため、広島は、再び西地区3位に浮上しました。今週末は中地区3位の信州ブレイブウォリアーズをホームで迎え撃ちます。残り6試合、初のチャンピオンシップでどう戦うのか、正念場の戦いが続きます。

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