DNA型から親子関係に矛盾なし 生後まもない赤ちゃんの遺体遺棄疑いでベトナム人技能実習生の女(19)逮捕【動画ニュース】

広島・東広島市の空き地で生後まもない赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、19歳のベトナム人技能実習生の女が逮捕されました。女から採取したDNA型は、赤ちゃんとの親子関係に矛盾がないということです。

18日午前8時半ごろ、東広島市 安芸津町の空き地で生まれてまもない赤ちゃんの遺体が放置されているのを、除草剤をまこうとした近所の住人が発見し、警察に通報しました。

第一発見者
「除草剤を散布していて、おかしいなと思って。これは人間だろうということで、いったん警察へ電話してみようかということだったんです」

遺体に目立った外傷はなく、腐敗が進んでいて、司法解剖の結果、赤ちゃんは男で、死後、1か月から4か月が経過しているとみられることがわかりました。

山崎有貴 記者
「捜査員が、若い女を車両に乗せようとしています」

警察は、任意で採取したDNA型で赤ちゃんとの親子関係に矛盾がなかった、現場近くに住む19歳のベトナム人技能実習生の女に事情聴取。女が去年12月ごろから4月18日までの間に赤ちゃんの遺体を遺棄した疑いが強まったとして、20日未明、逮捕しました。

女は、「まちがいありません」と容疑を認めているということです。

坂本可織 記者
「午後1時半過ぎです。県警の捜査員が、逮捕された実習生が働いていた会社に入っていきます」

警察は、午後、女の勤務先などの現場検証をしました。警察によりますと、女は技能実習生として来日して1年未満だということです。

RCCの取材に対し女が働く水産会社の同僚は、「妊娠をまわりは気づいていなかったと思う」と話しました。

新しい命は、なぜ…。警察が、赤ちゃんが遺棄された時期や動機など、事件のいきさつを調べています。

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