宇都宮市の水道水「泉水」 県内初のモンドセレクション金賞に

モンドセレクション金賞を受賞した「泉水」(左)と上下水道局マスコットキャラクター「水道ぼうや」

 宇都宮市の水道水をペットボトルに詰めた「おいしい水うつのみや 泉水(せんすい)」がこのほど、国際的な品質評価コンテスト「モンドセレクション」で金賞を受賞した。市によると、県内の水道水が同コンテストで受賞するのは初めて。

 泉水の採水地は、地下水をくみ上げる白沢町の白沢浄水場。500ミリリットル入りで、価格は店舗で異なるが、道の駅ろまんちっく村や市役所職員生協などで販売している。市主催のイベントで配布しているほか、JR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮に、給水スポット「宮の泉(みやのいずみ)」を設けている。

 泉水のモンドセレクションへの出品は今回が初めて。成分や口当たり、ラベル情報など約100項目の審査が行われた。市によると、特に味や香り、パッケージデザインが高く評価されたという。

 市上下水道局経営企画課の担当者は「市の水道水が国際的に評価されてうれしい。自信を持って市民の皆さんにおいしさをPRしていきたい」と喜んでいる。

 市は30日に城址公園で開かれる「フェスタmy宇都宮2023」(宇都宮市民憲章推進協議会主催)で、市販のミネラルウオーターとの飲み比べ体験会を実施する。

© 株式会社下野新聞社