岩手県内6地点で今年初の夏日 23日以降は気温低下か

強い日差しの下、色鮮やかなチューリップを眺める宮古市民=20日、同市山口

 20日の岩手県内は南から暖気が流れ込み、多くの地点で6月上旬から7月下旬並みの陽気となった。普代26.3度(平年比11.3度高)など34観測地点中6地点で今年初めて最高気温が25度以上の夏日を記録。23日以降は一転して平年より寒い日が続く見込みのため、盛岡地方気象台は体調管理や農作物の被害に注意を促す。

 宮古の最高気温は26.0度(同10.7度高)。宮古市山口では地元の自営業摂待(せったい)幸夫さん(71)が育てる約1500本のチューリップが見頃を迎え、20日は近所に住む老人クラブメンバーが花見を満喫。強い日差しはパラソルで避けて昼食を楽しみ、摂待初子さん(80)は「風は心地いい。心が浮き立つ」と声を弾ませた。

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