生育良好 世知原茶初摘み 「良いお茶が楽しんで」

芽ぞろい良く育った世知原茶を収穫する様子=佐世保市世知原町(市提供)

 佐世保市世知原町で18日、「世知原茶」の初摘みがあった。関係者によると、天候に恵まれ生育は良好。摘み取りは5月初旬ごろまで続く。
 市によると、町内では27戸が約30ヘクタールで栽培。昨年度は生葉75トンを収穫し、荒茶14トンを生産した。今年は例年より降水量が多く気温が高かったため摘採開始が早め。霜も少なく芽ぞろい良く育っているという。
 この日は、同町の田代興一郎さん(72)が所有する10アールの茶畑で作業。専用の機械で早生(わせ)品種「するがわせ」約200キロを収穫した。市の担当者は「今年も出来の良いお茶ができたので楽しんでもらえたら」と話した。

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