“人件費偽ったか” 近ツリがワクチン業務で6850万円過大請求 焼津市と掛川市に

静岡県焼津市と掛川市が新型コロナウイルスワクチン接種のコールセンター業務などを委託していた会社から2年間で合わせて約6800万円の過大請求を受けていたことがわかりました。

焼津市と掛川市から新型コロナウイルスワクチン接種のコールセンターなどの業務を委託され、市に過大請求していたのは「近畿日本ツーリスト静岡支店」です。

焼津市によりますと、市は2021年3月から2023年3月末にかけて近畿日本ツーリスト静岡支店にワクチン接種のコールセンター業務などを委託し約2億1千万円を支払いましたが、このうち約4650万円が過大請求だったと、4月19日、委託業者から報告を受けました。

掛川市も同様に2021年度から2年間で約2200万円の過大請求があり、委託業者が市に報告しました。過大請求は委託業者の内部調査で発覚し、人件費を不正に偽っていたとみられています。

焼津市と掛川市によりますと、近畿日本ツーリスト静岡支店は過大請求分を近く返還する方針を示しているということです。

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