6884yd「あまり長いと感じない」 古江彩佳「68」で首位と1打差

メジャータイトル獲得へ好発進(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 初日(20日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

古江彩佳が5バーディ、1ボギー「68」をマークして、首位と1打差の2位につけた。メジャー初戦は今年からコースが変わり、大会最長の総距離6884ydのザ・クラブatカールストン・ウッズが舞台。この日は断続的に強い雨が降り、よりパワーが必要になるコンディションでも「長いなとはあまり感じなかった。スピン量は変わるので、ピンを狙うショットは計算しながらやった」とショットの精度でアドバンテージを取った。

「ショットが良かった。自信を持って振り切れている」と、狭いグリーンの多いコースで次々とチャンスを作った。インスタートの11番でバーディを先行し、直後のパー3は2mにつけて連続バーディで4位に浮上した。

蛍光イエローがグリーンに映える(撮影/村上航)

13番(パー5)はカップ手前で切れて入らなかったが、3打目は3mのチャンスについた。横幅の狭い楕円形グリーンの15番(パー4)も、左エッジから4ydに切られたピンのショートサイドに2オン。バーディパットはそれて入らなかったが、苦笑いでやり過ごした。

最終ホールはちょっと悔しいが、首位と1打差でフィニッシュ(撮影/村上航)

17番でボギーをたたいたが、後半はボギーなしの3バーディとチャージをかけた。7番(パー3)で4mを決め切り、4アンダー2位タイ。最終9番(パー4)は3mが決まらず、最後の1打は縮まらなかったが「欲を言えばですけど、難しい中で4アンダーで終えられたのは良かった」と笑顔で初日を終えた。

気負うことなく「あしたはあした」と切り替える(撮影/村上航)

「まだ3日ある。トップのスコアは意識せず『自分は自分』と集中できたらと思います」と切り替えた。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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