ドローンを“災害時の力”に 南伊豆町にパイロット養成所 多彩な活用も期待=静岡

閉園した認定こども園がドローンパイロットの養成所に生まれ変わります。災害時の情報収集や物資の輸送などにドローンを活用するため、静岡県南伊豆町は埼玉県のドローンパイロット養成所と連携協定を結びました。

今回、南伊豆町と協定を締結したのは、埼玉県皆野町の「フリークス ガレージ」です。今回の協定で南伊豆町は災害や事故が発生した際に、フリークス ガレージにドローンを飛ばしてもらい、海でおぼれた人を発見したり、孤立集落に物資を運んだりしてもらうことを想定しています。

<南伊豆町 岡部克仁町長>

「災害、防災はもちろんですけど、地域の子どもたちをはじめ、いろんな企業にもドローンを使ってもらって、安全などいろんな方面に活用してほしいと考えています」

一方、フリークス ガレージは2022年廃園になった南伊豆町の認定こども園で、2023年6月からドローンのパイロット養成所をスタートさせる予定です。

<フリークス ガレージ 中村一徳代表>

「ドローンを飛ばせるのは、私たちパイロットだけ。本当に飛ばせるパイロットはどういうものなのか、皆さんに知っていただければと思っています」

フリークス ガレージは、養成所を使ってパイロットを育成するほか、市民向けのドローン体験会を予定しています。

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