熱中症か、埼玉で8人が救急搬送 各地で気温が上昇、熊谷では30.4度を観測…県内で今年初の真夏日に

熱中症か、埼玉県内で8人救急搬送

 埼玉県内は21日、高気圧に覆われた影響で、気温が各地で上昇。熊谷地方気象台によると、最高気温は熊谷市で30.4度を観測し、県内で今年初の真夏日となった。県内の観測地点全8カ所で今年の最高気温を更新し、6月下旬から7月中旬並みの気温になったという。県によると、午後4時までに県内で8人が熱中症の疑いで救急搬送された。

 県によると、救急搬送された8人のうち4人が中等症で入院し、4人は軽症だった。いずれも命に別条はないという。年代は7人が65歳以上で、乳幼児や小中学生の搬送はなかった。

 県消防課は「体がまだ暑さに慣れていない。こまめに水分補給してほしい」と熱中症予防対策を呼びかけた。

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