男性はねられ顔面骨折…ひき逃げ容疑で73歳女を逮捕 人はねたことは否認「石のような物に」/西入間署

西入間署=埼玉県坂戸市関間

 鶴ケ島市で3月、路上にいた男性が車両にはねられて重傷を負ったひき逃げ事件で、西入間署は20日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)容疑で、東松山市松本町、無職の女(73)を逮捕した。

 逮捕容疑は同月26日午前0時30分ごろ、同市脚折の国道407号で軽乗用車を運転中、路上にいた川越市の会社員男性(31)をはね、顔面骨折などの重傷を負わせたが、救護措置を取らずに逃走した疑い。

 同署によると、女の軽乗用車は片側2車線の国道の左車線を走っており、道路左側にいたとみられる男性をはねたという。男性は当時、酒に酔っていた。事故後、パトロール中だった同署のパトカーが、現場で倒れている男性を発見し119番。付近に落ちていた部品などから、女の軽乗用車を特定した。

 女は事故を起こしたことは認めているが、「石のような物に乗り上げたが、確認しないまま立ち去った」と供述。人をはねたことは否認しているという。

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