ハイデイ日高、創業50周年 従業員へ株4億円分贈与、利益を社員に 「分かち合う資本主義」大切に

創業者の神田氏、従業員へ株4億円分贈与

 埼玉県内を中心に中華料理店「日高屋」などを展開しているハイデイ日高(さいたま市大宮区、青野敬成社長)の創業者で、代表取締役会長の神田正氏は、自身の保有株式の一部約4億円分を従業員に贈与することを6日発表した。2018年以来、2度目の実施となる。

 贈与する株式数は約20万株(5日現在、約4億2千万円相当)。対象者は役員、正社員のほか、条件を満たしたパート・アルバイト従業員で、6月の実施を予定している。

 今回の贈与は、株式公開から20年以上が経過し、今年2月に創業50周年の節目を迎えた同社の発展に尽力し、共に働いてきた従業員への感謝の気持ちを込めている。

 神田会長は「会社が成長して、利益を社員に還元する『分かち合う資本主義』を大切にしていきたいと思っている」とし、従業員への還元によって、安心して働ける環境を整備していくという。

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