アーセナル、最下位サウサンプトンに後手を踏み3試合連続ドロー|プレミアリーグ

【第32節】アーセナル vs サウサンプトン

1-3から追いつきはしたものの、3試合連続ドローと足踏みが続くアーセナル ©Getty Images

4月22日、プレミアリーグ第32節アーセナル vs サウサンプトンの試合がエミレーツ・スタジアムで行われた。

アーセナルはグラニト・ジャカが当日の体調不良でメンバー外となり、ファビオ・ヴィエイラが先発出場。ケガで前節を欠場したオレクサンデル・ジンチェンコは先発に復帰した。

キックオフ直後、アーセナルのGKアーロン・ラムズデールがビルドアップのパスを入れたところカルロス・アルカラスがカットして冷静にシュートを放ち、27秒ほどでサウサンプトンが先制ゴールを奪う。

その後は思わぬ形で失点したアーセナルがボールを保持しながら攻撃を仕掛けていくが、14分に中盤でのパスカットからボールを受けたアルカラスがスルーパス放ち、これを受けたテオ・ウォルコットが流し込んでサウサンプトンが追加点を奪う。

いきなりの2失点を喫したアーセナルだったが、20分、マルティン・ウーデゴーアからのパスを受けたブカヨ・サカがゴールライン際まで切り込んでクロスを上げると、ガブリエル・マルティネッリが右足を強烈なシュートを突き刺して1点を返す。

37分にはサウサンプトンにアクシデント。ヤン・ベドナレクがマルティネッリと競り合った場面で頭部から落下し、ドクターの判断でプレー続行不可に。ドゥイエ・チャレタツァルがピッチに入る。その後もアーセナルが攻め続ける展開が続いたもののスコアは動かず、サウサンプトンの1点リードで前半が終了する。

サウサンプトンは後半からアルカラスに代えてリアンコを入れ、5バックにして1点のリードを守り抜くプランを選択する。これによってアーセナルがボールを保持する時間が長くなるものの、なかなか決定機を作ることができない。

そしてサウサンプトンがCKのチャンスを得ると、ジェームズ・ウォード・プラウズのキックをアーメル・ベリャ・コチャップが逆サイドに流し、チャレタツァルが頭で流し込んで66分に追加点を奪う。

厳しい状況に追い込まれたアーセナルが攻め続けて迎えた88分、右サイドでボールを持ったウーデゴーアがコースを狙った見事なシュートを決めて1点を返すと、90分にはスローインの流れから途中出場していたネルソンがシュートを放ち、GKが弾いたボールに詰めたサカが同点ゴールを奪う。さらに猛攻を仕掛けていくがこれ以上スコアは動かず、3-3でタイムアップを迎えた。

3試合連続ドローのアーセナルは勝ち点を1しか積み上げられずに75とし、2位マンチェスター・シティとの差は5ポイントに。サウサンプトンは勝ち点24とした。

次節、アーセナルはアウェイでマンチェスター・Cとの直接対決に挑み、サウサンプトンはホームでボーンマスと対戦する。

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