【中村可奈子さん(看護美容セラピスト)】私らしく内面から輝き、心身のバランスを整え、元気に美しくなるお手伝いがしたい

中村可奈子さん(看護美容セラピスト)

プロフィール
中村 可奈子(なかむら かなこ):新潟市江南区出身。高校を卒業後、石川県の看護専門学校へ進学し看護師の道へ。卒業後、Uターンして新潟市内の病院に勤務。結婚を機に退職して村上市に移住し、村上市内の病院に勤務。医療に従事しながら美容セラピストの資格を取得し、現在は看護美容セラピストとして独立。美容と医療・福祉を融合させた活動を目指している

ガタチラスタッフ:『新潟人146人目は、看護美容セラピストの中村可奈子さんです!看護師をしていた中村さんが美容を学び始めたきっかけとは!?今後の目標などをたくさんお聞きしました。素敵な笑顔で取材に応じてくださり、ありがとうございました!』


看護師と美容セラピストの両立の日々

──看護師を目指したきっかけは何ですか?

中村さん:母の勧めで、「将来は手に職をつけた方がいい」と言われたんです。もともと人と接するのが好きで、人体にも興味がありました(笑)。高校時代に看護体験へ参加した時に患者さんと接する機会があり、大好きな祖父が入退院を繰り返していた時期とも重なり、人の助けになりたいという想いが強く湧き上がってきました。それで看護師になろうと考えたんです。きっかけを作ってくれた母には感謝しています。

──なぜ美容の資格を取得されたのですか?

中村さん:これも母親の影響ですね(笑)。母から「仕事として美容関係の代理店をやりたいから、スタッフとして手伝って欲しい」と言われたのがきっかけです。美容の資格は、村上市に移住する前の看護師をやっている間に取得していて、病院に勤務しながら美容の勉強も並行してやっていたんです。年に1度、資格更新のための技能大会があったので、それにも出なくてはならず、看護師との両立は大変でしたね。美容のお客様もいらっしゃったので、我ながらかなり忙しい日々を過ごしていたと思います(笑)。

看護と美容は繋がっている

──美容の仕事はどこで行っているのですか?

中村さん:施術やカウンセリングなどの時は、スタッフとして働いている新潟市内のサロンを利用してご対応しています。現在も看護師の仕事と並行して行っていますが、やっていくうちに「看護と美容は直結しているな」と感じるようになりました。

──たとえばどういった点ですか?

中村さん:人に触れる仕事であることや、人を観察してより良い状態にしていくという意味でも同じだと思います。どちらも“癒し”にもなりますよね。そういった共通点から、今は非常勤看護師として介護関係の仕事を週1回程度働いていますが、今後は看護師のライセンスを活かして、色々と幅広くやっていきたいと考えています。

 

──どちらもされている中村さんだからこそできることがありそうですね!

中村さん:積み重ねてきた看護師としての知識を“美容と健康”に対して生かしていきたいです。美容は見た目、健康は体の内面のイメージが強いですが、心と体は繋がっているので肌だけきれいにしても、心理的な面が整っていないと本当の意味で元気で美しくはなれません。表面だけを気にする人が多いですが、それでは偏ってしまうので内面にもアプローチしたいですね。

──たしかに心身ともにキレイになることが大切ですね…!

中村さん:私自身も1人目の時に妊活をしてきた経験から、食事やメンタルケアなどの勉強もしてきました。その時に薬に頼るのではなく、精神を安定させることの大切さを実感したんです。美容だけでなく、妊活などの様々な悩みを抱えている人のサポートも目指しています。

──美容の施術だけでなく、カウンセリングなどの相談だけでもいいんですね。

中村さん:もちろんです!2020年12月から「Deangelo(ディアンジェロ)」という屋号で本格的にスタートしました。施術内容は、オールハンドによる「フェイシャルエステ」を主に新潟市と村上市で行っています。女性はもちろん、男性のお客様もいるんですよ。今は男性も美容に対する意識が高まっているので、興味がある方なども気軽にご相談いただきたいと思います!

心身のトータルケアを目指して

──パーソナルカラー診断などの資格もお持ちなのですね!

中村さん:ヘアメイクをする際に、お客様にとって一番似合う色が分かったらいいなと考えたんです。最近は「パーソナルカラー」の需要が高まっていますし、関心も高くなっていると思います。ただ、それに執着してしまうと、新たな色へのチャレンジを閉ざしてしまいかねないので、お客様にはパーソナルカラーに捉われず、好きな色もどんどん取り入れていただきたいです。だから、なるべく押し付けにならないように気を付けています。自分が好きなものの心地よさは大切にしたいですね。

──最後に、今後の目標を教えてください!

中村さん:美容の立場で医療や福祉にも携わっていきたいです。抗がん剤治療で肌が色素沈着してしまった方へのケアや、高齢者施設を利用している方にヘアメイクをして明るい気持ちになっていただくお手伝いがしたいですね。新型ウイルス禍の影響で、なかなか医療や福祉の現場への介入が難しいのですが、少しずつでも実施していきたいです。また、個人のお宅なども訪問して、ヘアメイクの仕事もしていきたいですね。スタートしたばかりですが、人の気持ちに寄り添って、幅広く“明るく、美しくなるお手伝い”をしていきたいと思います。

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