大谷11Kの快投で3勝目 女房役ウォラックの1号2ランが決勝打に

【ロイヤルズ0-2エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは「2番・投手兼DH」でスタメン出場した大谷翔平が中3日の登板にもかかわらず、7回102球を投げて被安打2、奪三振11、与四球2、無失点と見事なピッチングを披露。女房役チャド・ウォラックの1号2ランが決勝打となり、ロイヤルズ3連戦の初戦を2対0の完封勝利で制した。大谷は3勝目(0敗、防御率0.64)をマークし、3番手のホセ・キハダが4セーブ目。ロイヤルズ2番手のライアン・ヤーブローに2敗目(0勝)が記録された。

エンゼルスは若手捕手ローガン・オホッピーが左肩を痛めて故障者リスト入り。しかし、その代役として昇格し、今季初出場となったウォラックが3回裏の今季初打席で1号2ランを放つという大きな仕事をやってのけた。

投手・大谷は三者三振の最高の立ち上がりとなり、2回表と3回表も危なげないピッチング。4回表一死1・2塁のピンチではサルバドール・ペレスをショートゴロ併殺打に仕留めた。5回表を三者凡退に抑えたあと、6回表先頭のニッキー・ロペスを歩かせたが、そこから六者連続三振。今季2度目の2ケタ奪三振を記録した。開幕5先発での防御率0.64は球団新記録。また、2ケタ奪三振は2022年以降12度目となり、同期間のメジャー1位である。

打者・大谷は最初の3打席こそ空振り三振、センターライナー、セカンドゴロ併殺打で凡退が続いたが、8回裏一死1塁で迎えた第4打席でチャンスを広げるセンターへのヒットを放ち、4打数1安打。3試合ぶりのヒットを記録し、今季の成績は打率.268、出塁率.358、OPS.823となっている。

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