徳川吉宗や米総領事ハリスに縁ある宿場町 起立400年記念で「東海道川崎宿場まつり」開催

江戸時代の逸話に由来する歌と踊りが披露され、一緒に楽しむ来場者=川崎市川崎区の稲毛公園

 東海道川崎宿起立400年を記念したキックオフイベント「東海道川崎宿場まつり」が22日、川崎市川崎区の稲毛神社などで開催された。多くの子ども連れらが訪れ、逸話に由来した企画や史跡巡りなどを楽しんだ。地元の町内会や企業などでつくる川崎宿起立400年プロジェクト推進会議の主催。

 川崎宿は1623年につくられ、現在のJR川崎駅前から多摩川の六郷橋付近まで広がっていたという。江戸時代に米国総領事ハリスが宿泊したほか、徳川吉宗に「葵(あおい)の御紋」に見立てた三角おむすびを提供したという逸話が残る。

 同会議は今後もさまざまなイベントを開催し、節目の年を盛り上げる。

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