西郷真央は「78」で悔し涙 前日ノーボギーから一転

西郷真央はグリーンに苦戦。チャンスを決められなかった(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 3日目(22日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

第2ラウンドで5バーディ、1ボギー「68」をマークした西郷真央は、25位で進んだ第3ラウンドで「78」と崩れ涙をこらえきれなかった。

2日目に第2ラウンド15ホールを終えたところで日没サスペンデッドとなり、3日目は午前7時から残り3ホールをプレー。ひとつ落としながらも首位に6打差で決勝ラウンドを迎えたが、前日の勢いは止まってしまった。

早朝に残り3ホールを消化してからの第3ラウンド(撮影/村上航)

特にグリーン上で苦戦し、第3ラウンドは「35」パット。雨が降り続いた予選2日間から一転して晴れ間が広がり、変化したグリーンコンディションに対応しきれず「自分で流れをつぶしてしまった」と悔しさに声を震わせた。

第2Rは好調だったショットも安定感を欠いた(撮影/村上航)

強風にも苦戦し、第2ラウンドでは1ホールしか外さなかったフェアウェイキープは7ホールに留まった。出だしの1番はティショットを左の深いラフに入れ、4オン2パットのダブルボギー発進。その後も流れに乗れず、1バーディ、5ボギー1ダブルボギーの内容で通算4オーバー57位に後退した。

早朝の第2ラウンド残り3ホールが遠い昔のよう…(撮影/村上航)

この日はいずれもツアー6勝のダニエル・カン、ジェシカ・コルダと同組でプレー。「選手から出るオーラが今まで回った選手とは違った」と普段とは違った緊張感もあった。「あしたは笑顔で終われるように楽しんで頑張りたい」と涙をぬぐった。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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