大型の外国客船が本県に戻ってきた。英国船籍のダイヤモンド・プリンセス(約11万6千トン、乗客定員2706人)が22日、宮古市に寄港した。新型コロナウイルス禍で中止が続いた受け入れが4年ぶりに再開。地元は官民一体でもてなし、観光地や商店街は久々に活気づいた。今年は過去最大級のクルーズ船入港も予定され、インバウンド(訪日客)の復活に期待が高まる。
「ウエルカム ミヤコ」-。午前8時過ぎ、宮古港に接岸した白い巨体から、乗客が続々と下船。地元の高校生ボランティアらが地図を手に日ごろ培った英語力で行き先を案内した。