第二の人生充実のヒント提供 スマホ操作から遺影撮影まで 長崎、相談や体験に多くの人

多くの人が訪れた相談・体験ブース=長崎新聞文化ホール・アストピア

 退職後の生活を充実させるためのヒントを提供する「長崎新聞OVER50セカンドライフ~50代から考える第二の人生設計~」(長崎新聞社主催)が22日、長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアであり、多くの人が訪れた。
 新型コロナウイルス禍の影響で見合わせていた「セカンドライフ&終活フェア」を受け継ぎ、約3年半ぶりに開催。スマホの使い方など余暇を楽しむ提案から、葬儀の見積もりや無料の遺影撮影まで、さまざまな悩みに対応するブースが九つ並んだ。
 昨年3月に退職した長崎市内の男性(67)は「今は独り身で3人の子どもが遠方にいる。自分が死んだ時に相続などで争わないようにしておこう」と来場。同行した友人の女性(68)は「息子を亡くした際、写真がなくて困った。周りが困らないように、今のうちに準備して余生を楽しみたい」と遺影を撮影していた。
 元フジテレビアナウンサーの笠井信輔さんによるトークショー「生きる力」もあった。

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