早くも人気、横浜・山下公園の新名所 足湯テラスにBBQ、カフェやレストランも

ザ・ワーフハウス山下公園の外観。2020年まではコンビニが入居していた=横浜市中区

 横浜港沿いに広がる山下公園(横浜市中区)に4月、新たな魅力が加わった。大勢の観光客や市民が集い、心からくつろげる海辺の新名所に─。そんな思いから、施設名には「波止場」を意味する「ワーフ」の文字が入った。足湯やバーベキュー(BBQ)、カフェにレストランと多彩な機能を備え、早くもにぎわいを創り出している。

 「ザ・ワーフハウス山下公園」は、園内の大さん橋側に位置している。市が所有するレストハウスを大幅に改装し、4月14日にオープンした。飲食業を手がけるゼットン(東京都)を代表に、8社で構成する「山下公園再生プロジェクトグループ」が運営を担う。

 早速話題を呼んでいるのが、開放感あふれる「足湯テラス」だ。デッキに腰を下ろすと、眼前に広がるのは横浜港の大パノラマ。右手には横浜ベイブリッジ、左手にはみなとみらい21(MM21)地区の観覧車や高層ビル群を望める。

 予約制で午前11時~午後7時。午後5時までは無料、以降は1人300円。夏季は冷たい水でひとときの「涼」を演出する。

 潮風を全身に浴びながらBBQが楽しめるのも特長の一つ。食事のコースは3種類(4千円~)あり、2千円の飲み放題を付ければ、ビールジョッキを片手に骨付き肉や海の幸を頬張れる。九つの区画があり、4人以上からの予約制。機材や食材の準備がいらないため、初心者や観光客でも気軽に利用できる。午前11時~午後10時で、営業期間は4月~10月。

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