これまでサッカー界を牽引してきたリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウド。ともに35歳と38歳とキャリア晩年に差し掛かってきた。
そうしたなか、英2部バーミンガムでプレーする34歳のFWトロイ・ディーニーの指摘が話題になってる。
『The Sun』のコラムで、ミランで活躍する36歳のオリヴィエ・ジルーの活躍を絶賛しつつ、こう綴っていたのだ。
「ジルーほど過小評価されたプレミアリーグの選手はいなかった。
年齢的はことは自分自身でも感じている。34歳になると若いやつらが俺を引退させたがっていうように思う。
ただ、怪我はあったが、それは年齢のせいではないし、この先も自分はプレーできると感じている。
最近では誰もが自分自身をケアしている。フィジカルコンディションがピークになければ、プロ選手にはなれない。
メッシやロナウド、ジェームズ・ミルナーにジルーなど、30代中盤から後半の選手が多く活躍している。にもかかわらず、彼らは年齢を重ねるほど見下される」
「ベテランのプロ選手たちはトレーニングが違う。ボクサーのように週末にピークをもってこようとしている。(試合がない)火曜~金曜に全力は出せない。
リカバリーセッションは芝でのランニングよりもバイクに乗ったり、プールで行うほうが多い。なぜなら、関節、特に膝を守らなければいけないからだ。
だが、年齢を重ねるほど、ノウハウが蓄積される。
自分に合った適切なトレーニングプログラムをしていれば、30代後半や、もっと先までプレーできるのは確かだ。
サッカーゲームFIFAをプレイするキッズたちは、ゲーム上で全てのトリックができない30歳以上の選手たちを捨てたがる。
もちろん、俺たちはエキサイティングな若手選手が現われるのを見るのが大好きさ。
ただ、ピッチ上でもロッカールームでも経験が大いにものを言う。老犬にまだ寿命はあるのさ」
ベテランで頑張っている選手たちが過小評価されていると感じているようだ。
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ディーニーはとにかくジルーのことが大好きで、「イングランドは彼を舐めすぎ。ただのイケメンじゃない。チームメイトたちは選手として男として彼をとても評価している。愛すべきおじさん」などと誉めちぎっており、交換したユニフォームを大切にしているそう。