三笘薫がいないぞ!海外メディアが選ぶ「世界最強の左ウィング10人」

欧州サッカーシーンがここからがいよいよ佳境だ。

ここでは、『FourFourTwo』による、世界最高の左ウィングBEST10を見てみよう。

10位 ラヒーム・スターリング(チェルシー)

昨夏にマンチェスター・シティからチェルシーに移籍したイングランド代表FWは、スタンフォード・ブリッジでの生活を予想以上にスロースタートさせている。

とはいえ、今季のブルーズはオーナーと監督が交代しており、激動の時代を過ごしている。

グレアム・ポッター監督の下で、スターリングはストライカーとウイングバックとしてプレーすることを求められたが、どちらも完璧には機能しなかった。

ポッターの下で成功するためには、自分のゲームを適応させる必要があるかもしれない(その後、ポッター監督は解任された)。

9位 ルロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)

プレミアリーグで若手として輝きを放った後、母国に戻ったがやや手荒な扱いも受けている。

バイエルンファンたたちは、スピードとダイレクトさでブンデスリーガのサイドバックたちを破壊してくれることを期待していたが、彼は怪我とフィットネスに苦しんでいる。

8位 ルイス・ディアス(リヴァプール)

1月加入だった昨季のプレミアリーグで旋風を巻き起こしたが、今季はその再現に苦労している。

その卓越した才能をすぐに見せつけた彼は、リヴァプールで最も重要なアタッカーになれていたかもしれない。

ただ、今季のリヴァプールはチーム全体が苦戦しており、そのことがディアスの順位にも影響した。それでも、この25歳に匹敵するスキルと大胆さを持ち合わせた選手は世界にもほとんどいない。

7位 ラファエウ・レオン(ミラン)

ポルトガルのワイドマン、レオンは今季もセリエA王者ミランで、序盤からゴールとアシストを量産し、目を見張る活躍を見せている。

世界最高のフォワードのひとりになるためのトリッキーさとフィニッシュを備えている。

6位 クヴィチャ・クヴァラツェリア(ナポリ)

守り神だったロレンツォ・インシーニェの退団でチームの運命が急降下すると危惧したナポリファンたちの心配は杞憂に終わった。

クヴァラツェリアの加入はその打撃を和らげただけでなく、ナポリの優勝争いにおいて大きな助けになったのだ。

この22歳は速くてクリエイティブで、クラブにタイトルをもたらすためのフィニッシュも兼ね備えている。今後数年でどこまで良い選手になるのか分からない。

5位 ガブリエウ・マルチネッリ(アーセナル)

ノースロンドンで奇妙なことが起こっている。15年間ほど落ちぶれていたアーセナルが、徐々に力を取り戻しつつあるのだ。

その理由の多くは、より大きな責任を負うことになった若手選手たちの存在にある。

なかでも、マルチネッリはゴール、決断力、スペクタクルさで今季のプレミアリーグで最も優れた選手のひとりとなっている。

彼はクラブを愛しており、それは疲れ知らずのプレーとゴールを決めた時の歓喜の表情に表れている。

後者(ゴール)はほぼ毎週起き始めている。ファンタスティックな21歳というだけでなく、選手としてファンタスティックだ。

4位 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)

彼のベストポジションは、まだ長期的には決まっていないが、シティでは左に配置されることが多く、そこで獲物を探す走りとインテリジェントな動きで(相手守備陣に)大混乱を引き起こしている。

アーリング・ハーランドとのタッグは急成長中しており、英サッカー界の偉大なコンビになる可能性を秘めている。

3位 サディオ・マネ(バイエルン)

彼のような選手は、世界にもいない。右利きながら、左足、頭、体のどの部分を使ってもパス、シュート、クロスなど、チームのために必要なことができる。

スピード、フィジカル、トリッキーさ、周囲の状況に対する優れた認識力を備えた究極の兵器だ。

新天地バイエルンでは、まだプレミアリーグのファンが知っているような高みには到達していない。

彼が最大限の力を発揮し始めたら、ドイツの絶対王者は今季も無敵を証明することができるだろう。

2位 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)

スピード、バランス、トリッキーさを兼ね備えた彼は、常にスーパースターになることを運命づけられてきたが、それをついに成し遂げた。

昨季はレアルをCL優勝に導き、リヴァプールを撃破した決勝戦では唯一のゴールを決めた。

そのスピードとダイレクトさは、カリム・ベンゼマが中央で存在感を示すのに理想的。また、ルカ・モドリッチとトニ・クロースのレシーバーになる彼がいなければ、レアルの怖さは著しく落ち込む。

1位 ネイマール(PSG)

ネイマールはこのリストでは唯一、世界のサッカー界でも類稀な選手だ。彼がその気になれば太刀打ちできない。

相手に屈辱を与え、パスを選び出し、何もないところからゴールを奪い、スタジアム全体を沸かせることができる。

ほとんどのウィングたちよりもはるかに完成されたプレーメイカーであるこの31歳は、より深い位置に下がり、ビルドアップに加わりつつ、ゴールやチームメイトへのお膳立ての時間を見つけ出す。

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なお、このランキングは昨年末時点のもの。

もし、今季終了後に再査定した場合には、三笘薫がランク入りしていてもおかしくないはず。

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