あす(月)は風がひんやり 火曜~水曜は雨で気温低く 週後半は再び25℃近い陽気に 寒暖差に注意

 先週は各地で季節先取りの暑さとなったが、今週前半は各地で気温が平年より低くなる見込み。雨の降る火曜日から水曜日は3月並みの所もありそうだ。ただ、週の後半は再び25℃近くまで上がって汗ばむ陽気になる見込み。その先も5月に入ると西日本や東日本では25℃以上の夏日地点続出となりそうだ。気温の変化で体調を崩さないように気をつけたい。また、火曜日から水曜日は雨や風が強まって荒れた天気となるおそれがある。

あす(月)の朝は冷える 日中も北風ひんやり

 きょう(日)は、寒気の影響で北海道では冷たい雨や雪の降っている所もあり、東北など、晴れ間があっても冷たい西よりの風が強く吹いている。あす(月)の朝は冷える所が多く、東京都心でも9℃まで下がる見込み。今夜は暖かくして過ごし、霜の降りるような冷え込みとなる所もあるため、農作物の管理にも注意したい。日中の気温もきょうほど上がらず、西日本や東日本でも20℃に届かない所もある見込み。きょうより日差しも少なくなるため、日陰では風が冷たく感じられそうだ。九州南部は湿った空気の影響で、午後は雨の降る所もある見込み。

火曜~水曜 雨や風強まる 雨で気温ダウン

 火曜日は西日本を中心に雨となり、水曜日は東日本や北日本にも雨雲が広がる見込み。低気圧が発達しながら通過するため、西日本は火曜日の夜から水曜日の午前中にかけて活発な雨雲がかかりやすく、水曜日は東日本や北日本でも雨の強まる所がありそうだ。風も強まるため、荒れた天気に注意が必要となる。雨で気温もこの時季としては低く、火曜日は大阪の最高気温が16℃など、3月並みになる所もある見込み。雨のあとは北よりの風が強まるため、水曜日の日中は天気が回復に向かう西日本も、風が冷たく吹きそうだ。寒暖差で体調を崩さないように注意が必要となる。

週後半は25℃近い陽気も

 天気は短い周期で変わっていき、木曜日から金曜日にかけては晴れ間の出る所が多い見込み。再び平年を上回る陽気となって、関東から西では25℃近くまで上がる所もありそうだ。連休スタートの土曜日は西から天気が下り坂となり、日曜日は東日本も広く雨となる見込み。

 ゴールデンウィークも気温は高めで、5月のスタートは西日本や東日本で25℃以上の夏日の所が多い見通し。まだこの時季は暑さに慣れていないため、車での移動や、外での運動やレジャーなどは、特に熱中症に注意が必要となる。

(気象予報士・及川藍)

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