まさに怒とうの展開だ。
きょう23日に開催されたJ1北海道コンサドーレ札幌(ホーム)とアビスパ福岡の一戦、札幌が2-1でリードした後半8分。札幌が福岡からボールを奪うと、ハーフウェイライン上部でボールを受けたMF浅野雄也が素早く左足を振りぬき、ロングループ弾をゴール左隅へ落とした。
これで3-1と札幌イレブンは歓喜の輪を作るも、木村博之主審がオンフィールドレビューに入った。
VARの対象となったプレーは浅野のゴール以前に、福岡MF金森健志が浮き球クロスを放ち、高くバウンドしたボールはペナルティエリア内にいた札幌MF青木亮太の右腕に当たった。
この一連のプレーがハンドになるか審議された。
結果ハンドによるPKと判定され、福岡FWルキアンが札幌GK菅野孝憲の逆を突く形でゴール左側へ突き刺し、PKを成功させた。
試合は2-2のままで終了し、引き分けに終わった。
また岡部拓人レフェリーが主審を務めた名古屋グランパス(ホーム)と湘南との一戦でも類似したケースが発生。
名古屋FWマテウスのゴールが取り消され、ゴール前に発生した名古屋DF中谷進之介のファウルがPKと判定され、湘南FW町野修斗がPKを成功させた。試合は2-2の引き分けとなった。
試合後の会見内容が名古屋公式サイトに掲載され、長谷川健太監督は「両チームのサポーターが納得するようなレフェリングをしていただいたのかどうなのかというところは、しっかりと検証していただきたいなと思っています」とコメントした。