任期満了に伴う京都府向日市長選が23日、投開票され、無所属現職の安田守氏(58)=自民、立民、公明、国民、社民推薦=が、無所属新人の木下秀美氏(62)を大差で破り、3選を果たした。
得票は安田氏1万1545票、木下氏4325票だった。
安田氏の2期8年間の市政に対する評価やJR向日町駅東口開設に伴う周辺開発が争点となった。
安田氏は開発推進による新たな税収で住民福祉を向上させると強調。「少子高齢化への対策、脱炭素社会を目指す取り組みのための資金を生み出す」と訴えた。市議会の多くの会派、各種団体、経済関係者らの支援を受け、幅広い支持を集めた。
木下氏は、共産党や労働組合などの支援を受け、子どもや子育て支援など福祉の充実を訴えたが、浸透しなかった。
投票率は34.83%で前回を0.83ポイント上回った。