鹿沼で「花と緑のフェスタ」開幕 傘や苔など「映え」スポットも

空を埋め尽くす7色の傘

 【鹿沼】茂呂の市花木センターで22日、「花と緑のフェスタ2023」が始まった。バラやツツジなど人気の園芸植物が園内を彩っている。5月7日まで。

 約60種のバラを展示する「魅惑のバラ展」のほか、ツツジやヤシなどの庭木をそろえた「ガーデンツリーフェス」を開催。7色の傘計240本をワイヤでつるすポルトガル発祥の「アンブレラ・スカイプロジェクト」や、使わなくなった軽乗用車を苔(こけ)で装飾した「苔カー」など、「インスタ映え」する企画も用意した。

 22日は、テレビや雑誌で人気のガーデナー村上敏(むらかみさとし)さん(56)による講習会が開かれた。村上さんはバラの品種とその特徴、手入れの方法などを説明し、100人ほどの来場者が聴き入っていた。

 例年話題を集める約3万本のルピナスも見頃を迎えた。御地合晋守(おちあいしんじ)理事長(65)は「今年は全体的に花の開花が2週間以上早く、咲き具合の調整など大変だった。ぜひ楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

 (問)同センター0289.76.2310。

来場者でにぎわう会場
好みの花木を選別する来場者

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