<新型コロナ>前週より増加…埼玉440人感染 さいたま市が来月から接種、自己負担なし 黄色封筒は保管を

埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県は23日、新たに0~90歳以上の440人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の日曜日より88人増加した。死亡の報告はなかった。感染者の内訳は県管轄が301人、さいたま市83人、川口市25人、川越市14人、越谷市17人。

 これまでに感染された感染者は180万7040人。死者は3995人。22日夜時点の重症者は2人、入院は150人、宿泊療養は39人。

 クラスター(感染者集団)関連は確認されなかった。

■さいたま市、コロナワクチン5月8日に開始

 さいたま市は5月8日~8月31日の予定で、新型コロナウイルスワクチンの接種を実施する。従来通り自己負担はない。対象者は1、2回目の接種が完了し、最終接種から3カ月以上経過した(1)65歳以上の人(2)5歳以上64歳以下で基礎疾患を有する人ら(3)医療機関や高齢者施設、障害者施設などの従事者。4月25日から接種クーポン券を順次発送し、予約を受け付ける。

 市新型コロナウイルスワクチン対策室によると、接種用クーポン券は「黄色」の封筒入りで、「令和5年春開始接種用」と記載されている。今回の対象者ではない5歳以上64歳以下の基礎疾患を有しない人にもクーポン券が届く。9月開始予定の秋開始接種で使用する場合があり、大切に保管してほしいとしている。

 使用するのは、12歳以上がファイザー社とモデルナ社のオミクロン株対応ワクチン、武田社ワクチン(ノババックス)。個別接種の医療機関は11日時点で、328カ所あり、今後も増やす予定。計約27万人の接種を見込み、個別接種で対応可能として、集団接種会場を設けない。市ワクチン接種予約サイトやかかりつけ医で直接予約する。区役所や一部の図書館、公民館など市内31カ所の公共施設に相談窓口を開設し、予約を代行する。

 問い合わせは、市コロナワクチンコールセンター(フリーダイヤル0120.201.178、ファクス0120.289.139)へ。

© 株式会社埼玉新聞社