クラブの特徴は?
【ミタさん】
「パラダイム アイアン」「パラダイム MAX FAST」と紹介してきましたが、今回は「パラダイム X アイアン」を紹介したいと思います。
【シオさん】
高級感のあるモデルですね。
【ヨシダくん】
シオさんが、このクラブをキャディバッグに入れていたらカッコイイと思います。「パラダイムX」ってことはやはり飛び系?
【ミタさん】
7番のロフトは27.5度ですが、極端な飛び系じゃなくてバランスが良いアイアンです。
【シオさん】
スタンダードモデルとどこが違いますか?
【ミタさん】
形状がひと回り大きめになって、少しグースが強いのが特徴です。
【ヨシダくん】
結構、グースが効いています。
【シオさん】
キャロウェイの伝統的な“やさしいアイアン”という感じの顔ですね。
【ヨシダくん】
さすがにドライバーみたいなヘッド内部に柱(ジェイルブレイクテクノロジー)があるような構造にはなっていませんよね?
【ミタさん】
柱はないけど、アイアンの内部構造も実はスゴいです。AIが設計したヘッド内部には3つの穴が空いていて、2箇所にタングステンを入れて低重心化しています。さらにフェースの「フォージド455フェースカップ」は、今まで同社がFWやUTで採用していた素材で、反発性能はかなり高い。
【シオさん】
ウッドに使っていたフェースをアイアンに搭載したってことですか?
【ミタさん】
そうです。
【ヨシダくん】
なんだかお金がかかっていそうなアイアン…。さっそく打ってみましょうか。
試打した印象は?
【シオさん】
ヘッドが極端に大きいわけではなく、普通のアイアン形状なのに思っていたより飛びますね。
【ヨシダくん】
7番でキャリー164ydも飛んでいるじゃないですか!
【ミタさん】
打ち出し角もそれなりにあるので、高さも出ていますよ。
【シオさん】
ロフトで飛ばすというよりかは、フェースの反発性能がすごくて、スピードで飛んでいる感じがしました。ただ、ちょっとつかまりすぎる感覚がありますね。
【ヨシダくん】
シオさんはスライサーじゃないですもんね。僕も打ってみます。
【シオさん】
ヨシダくんにはアンダースペックすぎるかな?
【ヨシダくん】
ちょっとシャフトは軽かったですけど、打感がすごく良い。コレ、飛び系の打感じゃないですね。
【シオさん】
そうなのよ! アイアンらしい気持ちいいフィーリングがすごく良い。ヨシダくんが打つとトータル飛距離は198ydですね、うらやましい。
【ヨシダくん】
もっと飛ぶかなと思っていたんですが、“チョイ飛び系”くらいで距離もちょうどイイですね。たしかにドロー系の球筋にはなりましたけど、10球くらい打ってほとんど同じ弾道だったのは安心感がありました。
【ミタさん】
左右に打点がズレたときでも、スピン量が安定していました。だから飛距離も落ちないし、弾道がそろっていたのだと思います。
まとめ
【ミタさん】
「パラダイム X アイアン」は、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後で、スライスに悩んでいる人にピッタリです。日本のアマチュアにとってはど真ん中のモデルだと思います。飛距離もちょうどイイ感じで、シニアゴルファーの飛距離不足をカバーしつつ、決して飛びすぎることはありません。打感が良くて、高さを出しやすいので、ヨシダくんのようなアスリートゴルファーも単品で4番、5番を入れる選択肢もアリです。
【ヨシダくん】
4番アイアンをユーティリティの代わりに使ってみたい!
■試打したクラブのスペック
キャロウェイ パラダイム X アイアン
●番手(ロフト角): 7番(27.5度)●シャフト:N.Sプロ950GH neo ●硬さ:S