くら寿司が福井県産の魚介類使ったにぎりずし販売 甘エビや真あじ、バイ貝…県内3店舗で週替わり

福井県産の魚介類を使ったすし=福井県福井市のくら寿司福井幾久店

 大手回転ずしチェーン「くら寿司」は、福井県産の魚介類を使ったにぎりずしを県内3店舗で土、日曜に販売している。

 同社が4月15日から全国約360店舗でスタートした、地産地消の推進を目的とした新メニュー「くらの逸品シリーズ」の一環。取れた魚を現地の店舗で提供する取り組み。物価高で消費者の節約志向が高まり、外食控えが進むとの懸念から、国産天然魚という付加価値で他の回転ずしチェーンとの違いを出す狙い。

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 当面は旬を迎えている▽天然生ホッコクアカエビ(甘エビ、三国漁港)▽天然地真あじ(越前若狭沖)▽天然活〆すずき(越前若狭沖)▽天然あこう(キジハタ、越前若狭沖)▽天然バイ貝(越前漁港)-の5品のうち1品を、天候や水揚げに応じて週替わりで提供する。1皿240円で数量限定。今後、地魚の種類や提供日を増やしていく方針。

 福井県内の店舗は福井幾久店(福井市)、福井羽水店(同)、武生店(越前市)。各店舗のLINE公式アカウントで取れた魚を告知し、集客につなげる。8月には全国530店舗以上での展開を予定している。

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