「杵の川」4年ぶり蔵開き 29、30日 長崎・諫早

4年ぶりの蔵開きに期待を寄せる瀬頭社長(右から2人目)ら=諫早市、杵の川

 長崎県諫早市土師野尾町の酒造会社「杵の川」は29、30の両日、コロナ禍で中止していた蔵開きを4年ぶりに開催する。
 蔵出し限定酒として、諫早産の山田錦を使った同社ブランドの純米酒3種をブレンドした新商品「杵の川アッサンブラージュ」を150本限定で販売。3種の酒の個性を生かしながら、山田錦のふくよかな味わいを引き出し、ジューシーなイメージに仕上げた。
 火入れ前の「生」で冷蔵販売する特別純米原酒「杵の川13」(120本限定)は、しなやかな味わいが特長。一番人気の「しぼりたて純米生原酒」は1000本販売する。いずれも720ミリリットル1500円。
 酒に合うつまみや弁当、甘酒ジェラートなども販売。県内唯一のたる職人によるたる作り実演もある。瀬頭信介社長は「久しぶりにお客さまと顔を合わせて、新酒の出来など酒の話をするのが楽しみ」と期待を寄せる。
 同社は当日、津久葉町の貝津工業団地内に無料の臨時駐車場とシャトルバスを用意する。問い合わせは同社(電0957.22.5600)。

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