畑岡奈紗はオーバーパー50人の難条件で「72」 次戦は昨年圧勝のコース

畑岡奈紗は最終日「72」。通算2オーバーで今季メジャー初戦を終えた(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 最終日(23日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

アイアンショットの不調が続いた畑岡奈紗は、通算2オーバーの37位で今季メジャー初戦を終えた。2アンダー9位で飛び出した初日以降、「フェアウェイからのショットでチャンスにつけられなかった」と徐々にショットの精度に陰りが見えた。

4日間のパーオン率は63.9%(46/72)。予選ラウンドは断続的に雨が降り「デッドに狙ってもチャンスにつけられる(ピンの)位置は多かった」と振り返るだけに、ショットでスコアメークできない悔しさが残った。

グリーンを狙うショットに課題が残った(撮影/村上航)

3つのボギーが先行した最終日は、一時は通算5オーバーまで後退したが、終盤は「自分らしいショット」も光った。後半16番は86ydの3打目を直接カップに沈めてバーディ。17番(パー3)は1m前後につけてスコアを伸ばし、5バーディ、5ボギー「72」でこの日イーブンパーまで戻した。

多くの選手が寒さと風に苦戦し、最終ラウンドをアンダーパーで回ったのは9人のみ。50人がオーバーパーを記録し、イーブンパーは畑岡を含む9人だった。

3つのボギーが先行しながらもイーブンパーにまとめた(撮影/村上航)

「アイアンの修正が必要」と改めて気を引き締め、次週は新規大会の「JMイーグルLA選手権」(4月27日~)に臨む。会場は、昨年「DIOインプラントLAオープン」で2位に5打差の圧勝を決めたウィルシャーCC(カリフォルニア州)。「なんとかショットを修正して今年も優勝できるように頑張りたい」と気合を入れ、好相性の地へと乗り込む。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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次戦は優勝経験のあるコースに乗り込む(撮影/村上航)

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