アーセナルのジンチェンコ、気づけばPUMAの新スパイク『キングアルティメット』を履く希少選手に

Pumaは先月、半世紀に渡り世界のトッププレーヤーの足もとを支えてきたサッカースパイク「キング」をアップデートした『キング アルティメット』を発表した。

Puma King Ultimate

「キング」は、ディエゴ・マラドーナやペレなどの伝説的な選手が着用し、数十年にわたりサッカー界を席巻してきたモデル。

『キング アルティメット』は、ボールタッチやフィット感、耐久性のテストにおいて、従来の「キング」に採用されていたカンガルーレザーよりも優れた非動物性の新素材K-BETTERを採用し、最新のテクノロジーとともに新たに生まれ変わったスパイクだ。

K-BETTERは、不織布からなる合成繊維を絡め合わせたような作りにすることで、天然皮革の構造に近いフィット感を生み出し、今までにはない強度も併せ持つことを可能にした人工皮革。

従来の「キング」に採用されていたカンガルーレザー同様の柔らかさを持ちながらも、保形性やフィット持続力、さらにはボールコントロール性が高いこともこの素材の最大の特徴となっている。

期待を集めてリリースされた『キング アルティメット』。しかし、なぜか着用選手はあまり多くない。

現在、欧州のトップ選手ではアーセナルのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが履くくらいとなっている。

シンプルなデザインだけにPumaのロゴも映える『キング アルティメット』。機能や履き心地を含めスパイク自体の出来はすごく良いのだが…。

日本での発表の際は、堂安律がビジュアルのメインを飾り、3月の日本代表活動では実際に『キング アルティメット』を着用して試合にも臨んでいた。

しかし、最近の堂安の足もとを見ると…。

以前と同じ『ウルトラ アルティメット』を履く彼の姿があった。サッカー選手にとってボールやピッチと直に接するスパイクのフィーリングはやはり非常に重要であり、こういったことはどうしても起こってしまう。

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日本では川崎フロンターレの脇坂泰斗などが『キング アルティメット』を履いて好プレーを見せているが、欧州での着用選手もぜひ増えていってほしいところだ。

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