日本のCM業界参入で国内アスリートたちの〝ライバル〟になったヌートバー

3月に開催され日本が世界一を奪還した野球世界一決定戦・WBCで日本代表・侍ジャパンのメンバーとして活躍した、MLBのセントルイス・カージナルスに所属するラーズ・ヌートバーが、27日から放送されるメガネブランド「Zoff(ゾフ)」の新CM「New HERO ヌートバー」篇に出演することを、各メディアが報じた。

撮影はアメリカ合衆国ミズーリ州セントルイスで行われ、アメリカらしい街並みの中に、ヌートバーが登場。新CM動画の中ではZoffのいろいろなバリエーションのメガネやサングラスを掛けこなし、街中の人から声をかけられるヌートバーが、試合では見せないさまざまな表情を見せている。

そして、CMの最後には試合中のパフォーマンスとしておなじみになった「ペッパーミルポーズ」も。ペッパーミルの「ミル」とメガネブランドZoffの「見る」をかけたダブル・ミーニングのポーズで締めくくる。

ヌートバーは日本のファンに向け、「僕にとっては初めてのCMだからとても良い経験だった。日本にいるたくさんのみんなに見てもらえるといいな」とメッセージを送った。

先に発表されたMLB選手の年収ランキングでは、エンゼルスの大谷翔平がチームでの年俸が日本円で約43億円なのに対して、CMなどの副収入でほぼ同額の43億円ほどを稼ぎ出し、総年収でトップに立ってしまった。

「大谷の場合、『とにかく出てほしい』と1本3~4億円の契約金でオファーする企業もあるほど。ヌートバーは現在の年俸は1億2000万円だが、『Zoff』は契約金として1億円ほどを提示したのではと言われている。国内のアスリートにはそこまで払わないだろうから、国内のアスリートたちにとって強力な〝ライバル〟になってしまった」(広告代理店関係者)

今後の活躍次第では、日本の企業のオファーが殺到しそうだ。

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