“ももクロ 春の一大事” 広島・福山市にモノノフが集結 「ももいろクローバーZ」が地元とコラボ

春の広島・福山市で2日間の「一大事」です。人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のライブがありました。地元企業とのコラボ商品も発売され、ファンも福山を満喫です。

色とりどりのグッズを身に着けたファンたちが、懸命にペンライトを振って熱い声援を送ります。会場には全国からももクロファン「モノノフ」が集まりました。

10年前から「あーりん」こと、佐々木彩夏 さんを推しているという男性は、屋外ならではのライブに特別な思いをもっていました。

ファン
「 “春の一大事” は行ったことがなかったので、こういう野外でももクロちゃんがどういうライブしてくれるのかというのが、一番楽しみではあります」

「ももクロ春の一大事」と名付けられたこのイベントは、開催地のにぎわいづくりにつなげようと、これまでに滋賀・富山・福島などで実施されてきました。

ももいろクローバーZ 百田夏菜子 さん
「笑顔の力をつないでいこうというコンセプトがあるライブになっていて、ことしで5か所目ということで、今までお世話になった場所からたくさんバトンが渡っていって、今回、ここ福山でライブをさせていただくことになりました」

開催2日目の23日、ライブ前の福山城にはメンバーの名前が入ったTシャツを着て観光を楽しむ「モノノフ」がいました。

ファン
― なぜ福山城に?
「しおりん( 玉井詩織 さん)が来ていて、見てみようかと」

メンバーの姿が映ったアクリルスタンドとしっかり記念撮影もします。

ファン
「旅行じゃ、あんまり(福山には)行かないかなと思うのでライブで来て、一緒に観光できるのがいいかなって」

福山駅前の本通商店街は、「モノノフ」を歓迎するため、道路にイラストを描くチョークアートのイベントを企画しました。

福山本通商店街 岡本光代 さん
「みなさんが何か一斉に喜んでもらえる、ももクロを歓迎できるということでチョークアートを企画した。インスタやFacebookに上げているのを見られた方とか、ももクロファンの方が描きたいということで、ちょこちょこ描いてくださいました」

中四国で初開催となる今回のライブにメンバーも気合が入ります。

ももいろクローバーZ 佐々木彩夏 さん
「みなさんのいろんな楽しんでくださっている姿を目に焼き付けながら、楽しいライブにしたいなと思います」

ももいろクローバーZ 高城れに さん
「今回、初めてももクロのライブに足を運んだよとか、見に来たよという地元の方々がきのうとかもけっこう多くて、わたしたちの魅力を、そしてモノノフさんの魅力をたくさん伝えられる、そんな温かいライブになったらいいなと思います」

コンサート会場近くの広場には、地元の企業とコラボしたグッズも今回のライブ限定で登場しました。

ももいろクローバーZ 玉井詩織 さん
「お店だったり、産業とコラボした商品をすごくたくさん出していて、今までの春の一大事の中で一番多いんじゃないかっていうコラボの数々で、街全体で盛り上げようとするみなさんの温かさをすごく感じています」

行列の先にあるのは、福山市で創業110年を超える老舗醤油メーカーと、ももクロがコラボしたカキ醤油です。今回限定のピンク色のパッケージがSNSで話題となり、人気を集めていました。

アサムラサキ 藤井悠子 社長
「福山にももクロさんが来られるということで、これをきっかけにカキ醤油をまずは知ってもらいたいという気持ちがあった。(このイベントは)街が一体となって、活力があるといいますか、福山を知っていただけるきっかけになっている」

こちらは福山の名産デニムとももクロがコラボしたトートバックです。

山陽染工 戸板一平 取締役
「せっかく、ももクロさんが福山にいらっしゃるので、ぜひ福山のデニムが国内シェアNO.1ですので、そのアピールができたらいいなと思って、コラボ商品を作るように企画しました。福山は、なかなかこういう大きいイベントが少なかったので、これを機会に経済の方も盛り上がってもらえたらありがたい」

香川県からやってきたという親子もさっそくグッズを買っていました。

ファン
「推しカラーと箱推しと3種類買いました。お金が足りません。いろんな自治体さんとコラボされているので、その土地土地の特色が出されているライブだと思います」

午後3時半に始まったライブでは、モノノフたちが全力でライブを楽しんでいました。

ファンたち
「ライブ、すごく楽しくて、いつも以上に温かさを感じました」

「いや、もう、めちゃくちゃ楽しかったです。こっちは後ろで盛り上げようという気持ちでやっていました」

福山市によりますと、このイベント開催の2日間でおよそ2万3000人の来場があったということです。

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