落札価格を聞いて落札した罪 土木建築会社元取締役に懲役1年求刑 広島

県の職員が道路工事の予定価格を漏らしたとされる事件の裁判で、検察は落札した側の女に懲役1年を求刑しました。

尾道市にある土木建築会社の元取締役の被告の女(58)は県建設産業課の被告の男(49)に道路工事の入札予定価格を聞いて落札した罪に問われています。

24日の裁判で検察側は、「被告の女は夫の指示で予定価格を聞くようになった」としたうえで「公共工事を複数落札し多額の利益を得ていた」などと指摘し懲役1年を求刑しました。

一方、弁護側は罰金刑や執行猶予付きの判決を求めました。判決は来月11日に言い渡される予定です。

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