人気俳優 ぺ・インヒョクさんも 「韓国に来て!」  広島でPRのワケ アフターコロナの観光需要増を見すえ…

多くの人に韓国を訪れてもらおうと、観光情報や文化を紹介するイベントが、広島市でありました。なぜ、今、広島で?

会場の前には、イベントが始まる前から多くの人が列を作りました。「K‐観光Festa in 広島」というこのイベント。当初、1000人の招待を予定していましたが、予想を超える約3000人の応募があったため、招待人数を1800人に増やしました。

来場者の多くは女性や若い世代で、人気俳優のぺ・インヒョクさんのトークショーでは広島のご当地グルメの話でも盛り上がりました。

ぺ・インヒョクさん
「広島はお好み焼きが有名だと聞いています」

徴用工問題など、さまざまな問題をめぐり悪化していた日韓関係ですが、3月には日韓首脳会談が開かれるなど、関係改善に向けた動きが見えています。

韓国政府は、ことしと来年を「韓国訪問の年」と定めていて、第2の都市プサンは、2030年の万博の誘致をめざしています。

釜山広域市 ソン・テウク 観光振興課長
「プサンも2030年には国際博覧会を開催するために誘致戦略を立てて全力で取り組んでいます。日本のみなさま、プサンに関心を向けてください」

今回のイベントは、アフターコロナを見すえ、韓国観光公社が企画しました。広島を開催地の1つとした理由は…

韓国観光公社 イ・ジェファン 副社長
「5月にユン・ソンニョル大統領も参加するG7首脳会談が広島で開催され、日韓の交流が活性化することを期待したためです。イベントで韓国の今を感じていただき、実際に韓国に行ったときに新しい韓国の魅力を体験してほしい」

イベントに先立って一行は、県庁を表敬訪問。広島と韓国の航空路線再開に向けて協力を求めています。広島空港では1月に台北線の運航が再開されていて、韓国路線の復活も検討が進められています。

K‐観光Festaでは、セリフがなく、ダンスのみで進められる韓国のダンスミュージカル「サチュム」も披露されました。

訪れた人たち
「かわいいし、かっこいいし、夢のようで…。高校を卒業したら卒業旅行で行きたいなって思っています」

「ちょっと感動で、ダンスの技もめちゃくちゃすごい。これからあのお兄さんみたいにがんばろうと思う」

「神奈川からです」「わたしは広島県民です。Twitterつながりで。(会うのは)2回目です。わたし、きのう来たので。きのうも会って、きょうも会ってっていう感じです」

「韓国大好きなので、早く、また行けるようになったら。韓流も好きだし、料理も好きだし」

会場には熱気があふれていました。今後、この熱はどう広がりを見せるでしょうか?

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