若い選手を育てることに長けているアーセナル。ブカヨ・サカやエミール・スミス・ロウなど下部組織出身の選手が輝きを放っている。
その一方で、もちろんアーセナルでは花開かなかったものの、他のクラブでブレイクしちゃったというタレントも…。
今回は『Squawka』から「アーセナルが放出した事を後悔している?8名の選手たち」をご紹介しよう。
セルジュ・ニャブリ
放出時の移籍金:500万ポンド(およそ8.3億円)
2011年にシュトゥットガルトから加入したニャブリ。瞬く間にプロの舞台でもそのスピードと爆発力でファンの注目を受け、ジャック・ウィルシャーに継ぐ2位の若さでプレミアリーグデビューを飾った。しかし深刻な膝の怪我が彼の進歩を妨げ、ウェスト・ブロムウィッチへのローン移籍でも失敗した。
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しかしヴェルダー・ブレーメンに売却されてから彼はすぐにパフォーマンスを取り戻し、バイエルン・ミュンヘンへと引き抜かれることに。そこでも前線の中核として活躍しており、今や世界でも屈指のアタッカーに。
ヴォイチェフ・シュチェスニ
放出時の移籍金:1000万ポンド(およそ16.59億円)
アーセナルは若い外国人選手を獲得して成長させることに長けていた。その1人がシュチェスニであり、2006年にレギア・ワルシャワから獲得された。トップチームに引き上げられたあと、プレミアリーグで十分に戦えることは証明したものの、いくつかの怪我と重要なミス、そしてペトル・チェフの加入が彼を退団に追い込んだ。
しかしその後ローマへのローン移籍で復活をアピールすると、ユヴェントスへと引き抜かれた。最初はジャンルイージ・ブッフォンの控えであったものの、その後レギュラーを奪取。その後も長くゴールマウスを守っている。
ウカシュ・ファビアニスキ
放出時の移籍金:フリー
シュチェスニとともにアーセナルでプレーしていたポーランド人GK。同じようにレギア・ワルシャワのアカデミーから加入した彼は、ファンからは「フラッピーハンドスキー」と揶揄されるなど不安定さで知られていた。
しかしながら退団後はイングランドで常に安定したプレーを見せ、2018-19シーズンにウェストハム・ユナイテッドの年間最優秀選手に選ばれるなど、飛躍的な成長を遂げた。
カルロス・ベラ
放出時の移籍金:300万ポンド(およそ4.98億円)
2005年に並外れた才能を持つストライカーとして加入したメキシコ人のカルロス・ベラ。アーセナルでは才能を発揮する前に放出されたものの、その後移籍したレアル・ソシエダで大活躍を見せ、リーガ屈指の点取り屋となった。
2019年にはバルセロナに引き抜かれるという噂もあったほどだが、彼はアメリカ・メジャーリーグサッカーへの移籍を決断。現在はロサンゼルスFCのエースとしてゴールを量産している。
サンティ・カソルラ
放出時の移籍金:フリー
かなり長い間深刻な怪我に悩まされたサンティ・カソルラ。腱が溶けるような状態で選手生命を脅かされていたが、奇跡的に復活。大きな拍手に迎えられ、ピッチに復帰した。
2018年にアーセナルとの契約が切れたあとは引退も近いと言われていたが、その後ビジャレアルで大活躍。2020年からはカタールのアル・サッドへと移籍し、今も現役を続けている。
ドニェル・マレン
放出時の移籍金:非公開
アヤックスから16歳でアーセナルへとやってきたドニェル・マレン。オランダの天才アタッカーとしてアカデミーでは目覚ましい活躍を見せたものの、トップチームには昇格せず。そのままPSVアイントホーフェンへと移籍していった。
リザーブで圧巻の22試合13ゴールを決め、エールディビジでデビュー。いきなり3年連続2桁ゴールを決め、2021年夏にはボルシア・ドルトムントへと引き抜かれることになった。オランダ代表でも主力の1人に。
イスマイル・ベンナースル
放出時の移籍金:90万ポンド(およそ1.49億円)
アーセナルではリーグカップの1試合のみプレーしたベンナースル。わずか90万ポンドで2017年にエンポリへと放出されている。
セリエBの初年度で1部昇格に貢献し、その後ACミランへと引き抜かれることに。そこではクラブとして久しぶりとなるスクデットの獲得に貢献し、チャンピオンズリーグでも活躍するなど中心的なMFとして成長した。
ユヌス・ムサー
放出時の移籍金:非公開
アメリカ生まれのムサーは2012年にアーセナルへと加入。アカデミーでは最高クラスの天才と評されたが、2019年に16歳でバレンシアへと移籍。そして17歳でハビ・グラシア監督に見初められてトップチームへ引き上げられた。
しかもリーガですぐにレギュラーを奪取すると、バレンシアの中心的なボランチとして君臨。生まれ故郷のアメリカ代表を選択し、カタールW杯でもプレーした。