「きれいね」一面真っ黄色 びわ湖バレイに大輪のスイセン 30万球咲き誇る

斜面を黄色く染めるスイセンの花(24日午前10時14分、大津市木戸・びわ湖バレイ)

 大津市木戸のびわ湖バレイで、30万球のスイセンの花が見頃を迎えている。比良山系の山肌を黄色く染め、まだ寒々しい山頂付近に春の訪れを告げている。

 冬は雪に覆われてゲレンデとなる蓬莱山の山頂付近、標高約1100メートルに位置する2万平方メートルの敷地に、大輪のガーデンジャイアントとタヒチ、マリークといった主に黄色の品種が植えられている。

 今年は3月に暖かい日が続き、例年に比べ10日ほど早く4月20日ごろから咲き始めた。見頃のピークは同30日ごろで、5月6日ごろまで楽しめるという。

 ハイキングや散策に訪れた人たちは、急なところで傾斜が約30度にもなる斜面の下から、こうべを垂らした花々を見上げて「きれいね」と感嘆の声を上げながら写真に収めていた。

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