射水市、沖塚原企業団地の分譲開始 1社と契約、助成要件を緩和

射水市が分譲を始めた沖塚原企業団地=同市沖塚原

 富山県射水市は沖塚原企業団地(同市沖塚原、約9万4700平方メートル)の分譲を4月から始め、倉庫業の1社と約2万1500平方メートル分の契約を結んだ。別の倉庫業1社と約1万9700平方メートル分について交渉を進めており、残る約5万3500平方メートルの区画も売り込みを図る。

 整備に約16億円かけた。国道8号のそばで、北陸自動車道小杉インターチェンジまで約6キロと交通アクセスが良く、富山新港から約4キロと港湾にも近い。製造、道路貨物運送、倉庫、梱包(こんぽう)、卸売の5業種を分譲対象とし、単価は1平方メートル当たり2万500円となっている。

 また市は2023年度、市内進出企業への助成要件を緩和。企業立地奨励事業助成金の新規雇用要件で、大企業は「10人以上」から「5人以上」に、中小企業は「3人以上」から「2人以上」にそれぞれ引き下げた。

 工場などの新増設に合わせて市民を雇うと1人当たり50万円出す助成金については、県外人材の定住に結びついた場合は1人当たり100万円に増額する。

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