衣装華やか 漂う南国ムード 長崎でステージイベント フラガールら観客魅了

フラダンスを披露する参加者=長崎市、出島表門橋公園

 フラダンスやタヒチアンダンスをステージで披露する「dejima de ALOHA(デジマ デ アロハ)」が23日、長崎市江戸町の出島表門橋公園であり、県内外計18チームのフラガールや子どもたちら約200人が華やかな衣装で踊った。
 デジマフェス実行委が主催する異国文化を取り入れたフェスティバルの第3弾。2021年秋、同市のフラ・タヒチアンダンススタジオ「ノアノア長崎校」のインストラクター岩下いずみさんが、新型コロナウイルス感染症の影響で練習の成果をお披露目する機会を失っていた生徒に、発表の場を設けようとスタートした。春と秋の年2回開催だが、昨秋は悪天候で中止した。
 同市の「西日本ハワイアン協会WJHA&KPDA」は約30人が出場。このうち同市古川町で月3回練習している5人組は、青いワンピースの衣装に頭と首に花飾りをして、ゆったりとした音楽に合わせてフラダンスを披露した。インストラクターの林田真由美さんは「久々のイベントですごく楽しかった。この場をつくってくれたいずみ先生に感謝している。お客さんの前で踊ることがいい練習になった」と話した。
 ステージの周りには、ハワイの飲食物やアクセサリー、雑貨などを扱う計27店舗も出店。約2千人が訪れ、南国の雰囲気を楽しんだ。福岡県や仙台市からの出場者もいた。岩下さんは「多くの人でにぎわってよかった。秋はおくんちの時期に開きたい」と声を弾ませた。

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